風のために道をあける

寂しいけど 不幸じゃない気がするの
不安だけど 自信がないわけじゃないよ

海を渡って たどりつく果て
風のために道をあける つないだ手を離した

夕陽が海に落ちてあかくあかく すべて染めてゆく
わたしは彼の言葉をあてにした
彼の愛をあてにしたの    みじめなくらい

無力だけど 信じてるものがあるの
悲しかったけど 後ろめたくない気がしている

まだ眠れない夜もあるけど
好きなだけ沈んだなら わたしから手をのばす

ねぇ雲があんなにも あかく焼けて わたしを照らすから
こんな風に感じ続けられるならば わたしは大丈夫
わたしを見て