ロータス

ロータス

神様 わたし 楽園から追放されっぱなしでいい
楽園はわたしの中にあるから

条件つきの愛情に 慣れすぎてしまってるから
独りで 遠出したいと思うの

わたしが正直に答えられない理由は何もない
みんなが期待してるような答えは返せないかもしれないけど
深い海の底のクジラから 大空はばたく鳥まで
わたしの好きなもの すべて
祝福して 祝福して

誰かを嫌いになると 自分が不愉快になる  
はたらいて キスして また眠る

いとしいひとが しあわせをかみしめている時には
わたし そばにいられるのかしら?

愛じゃないものはすべて 愛を求める叫びをあげる
人生は短い それでも人は退屈する
世界は美しすぎて 怒りつづけるなんてできない
どうか悲しみすぎぬよう
完璧なとき つづかなくても


花びら閉じて雨の中にたたずむロータス
いとしいひとよ 泣いてしまうわ
わたしたちみんな死んじゃうし
深い海の底のクジラから 大空はばたく鳥まで
わたしの好きなもの すべて
祝福して 祝福して

 

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ロータス



プルメリア

プルメリア
世界を美しい色でなんて描けない
欠けてるものばかり数えてた
こっちには行けなくて あっちには行きたくない
真ん中で倒れてたけど 今は
落ち込むときもあるけど そうね
だいたいはうまくいっている そう言っておく
*ラジオから 南の歌が 永遠に 流れつづける
国へ行く あなたを想う 風の中に 解き放て
@腹ぺこで 道に迷って 身体は冷えて ひとりぼっちで     
それでも私 いいところじゃなく 好きなところに行くから
#毎日を 地球最後の日のように 感じていたい
そのあとは 限りない時間 おだやかに 感じてみたい
嵐のあとの虹 待つすべを知るから
よくなっているよ それを認めて
いちばん自然なところ いちばん思いがけないところに 
落ち着くまで流れてく
ここでは やわらかな葉は しとやかにうなだれ
夜中に香 ばらまいている
* #
約束するときも バカなまねするときも
いつだって私 真剣なつもり
落ち込むときもあるけど そうね
だいたいはうまくいっている そう言っておく
* @ # *
ハナビラヲ タベテ イノルヨ イツダッテ イタイクライ トギスマセ 
クラヤミニ オチテク スイテキノ ヨウニ

 

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プルメリア

 

ジャスミン

ジャスミン
                       
あなたの心のキレはし もらってよろこんでた私
あのままずっと続いていくように思えたわ

それが私にできる最善なの?
それとも最悪なの?
どっちだってすべての瞬間が本物ならいい

空が欲しいって言ってみればいい 心から
雨に愛をうちあければいいよ 泣きながら
あなたから遠く離れて幸せになれ 私 どこにいたって私

声をひそめてくちびるかさね 指からませてた
でも今じゃそんなに恋しくなくなったわ

あなた世界がほろびる時だって
指ひとつうごかさない
私 疲れてぐずってる子供なんかじゃないよ

海の底に好きなだけいればいい 目をとじて
太陽に愛してってお願いすればいい 何度でも
あなたに見せたかったことがたくさん それだけが心のこり
そんなとこ

熱帯のジャスミンのかおりが好き 雨上がりの空も
欲しいものが手にはいらないのなら何もいらない

風にここにいるよって叫べばいい 声の限り
傷をきざみこんでおけばいいよ 生きてくなら
キレイごと言ってるんじゃないんだ ららら
キレイなことばかりなんだ 世界は ららら

 

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ジャスミン

 

台風去って

台風去って
                    
台風去って 風がやんで そして外へ

お互いのやさしさが見えなくなっていくばかりだったから 
生まれたての夏の色 胸に痛い 痛い 痛い

遥か遠く彼方 南国思う瞬間 

私だってこの世界からあなたの
好きなものを見つけだすのが上手になりたい
言わないでいて もう うなずけないくらい
わかってる でも夏だから夏だから 一緒にいたかったのに 
  

私のミドルネームは「過剰」そう言いたいのはよく分かる
水でうすめないと胸焼けさせちゃう I know I know I know

あなたの皮肉にもいちいち落ち込む

私だってこの世界からなんらかの
意味や警告を読み取ろうとしている
会えないのかなぁ?もう?セミが泣き出した
水たまりに映ったちいさな空を抱く ひとりきりの夏なんて

大失恋

大失恋               

セックスなんて簡単
そう振る舞ったのは君のためよ
私のブラウスのボタンを
なんの気がねもなく外してほしかったから・・・

君のこと 言葉 綴るのも 歌うのもこれが最後 
自分のロマンティシズム エゴイズム ナルシズムにへきえきしてる

意識の流れに浮かぶちいさな希望も溶けた
忘れない色は 君に抱かれた夜の爪のオレンジ

ねぇ私 死んだ魚みたい?
想いを馳せる海もない
耳をふさいじゃうみじめな
泣き言をどうか忘れて

針がふりきっちゃうくらい
恥知らずな情熱を返して
愛情が足りないと怒り狂って
ソファの上 一晩中ストライキ

もう 追いかけたりしない
もう うんざりさせたりしないよ・・・
もう もう 好きじゃないから安心して・・・
なんて卑屈でバカなセリフ

君へと送る最後の歌さえも皮肉られそうだけど
私だってハッピーな歌をこころから歌いたいよ

 

 

愛してるわけじゃない 繰り返し 遠回し
音もなく告げる君は時間を撤回しはじめた
私は怯えた 

いい女じゃなかったのは確かね
ねぇ歳をとって会うことが
あったなら言って欲しい
「あれは僕にとっても恋だったよ」


いつものどがかわいてた
黙り込む瞳 知ってる身体なのに
恋人なんて言葉使わない

ここで君が 私泣かせた
ここで私 愛を祈った
ガソリンまいて 恋の残り火 床に落とす
焼きつくそう

ねぇ忘れちゃうの?ねぇ忘れたいの?
ねぇ歳をとって会うことが
あったなら言って欲しい
「あれは僕にとっても恋だったよ」

 

 

新しい歌

新しい歌
新しい歌 新しい細胞
生まれ変わる 毎秒
新しい血と新しい朝焼け
いつだって初めて

眠っていた影が光の下踊る

新しい色 新しい欲望
塗りかえていくの my life
新しい情事 新しいきずな
むずかしいことじゃない

新しい声 新しい衝動
見逃さないよ 最高
新しい気分 なつかしい温度
信じて 信じて 信じて

らららら 水を飲み干し
深く息をして扉を開けたら

新しい歌 新しい細胞
進化してゆく 愛情
新しい血と 新しい朝焼け
バカみたいに前向き

生まれ変わる 毎秒  雲の切れ間からほら