起きたらまた抱いて

起きたらまた抱いて
                    
起きたら また抱いて
ねたふりしているけど 考えているの
眠りにつく前のあなたの言葉
本当にそう思ってくれたの?
いとおしいって

なんとなくおかれた私の手はもう無力じゃない
私があなた想うくらい 好きじゃなくてもいいよ 

こわくない こわくない
かないかけの願いや夢を 追いかけてくよ
うしなって 見つけだして 世界は続いてく
でも私 それしかわからないの
大好きよ

瞬きするたびに 睫毛 あなたの胸の上
すれる音が心地よくて 眠りにおちていく

起きたら また抱いて
寝顔のくちびる ついばんでみる
本当にそう感じてくれてるの?
ふたりのこと

空に星があることを人は ときどき忘れるけれど
手と手重ねて 時を忘れ 星を見あげたりもするのでしょう

遠く見える作りかけの塔がいつもの世界ふさいでく
勝手に作った愛のイメージは怯えながらとおりすぎる

この雨がやんだらあなたの罪をひとつだけ教えて
すべて砂のように消えるから
強く今だけ見つめて

びしょぬれの瞳 紫のあざ 服を捨て夜を捧げる
冗談でさえ言えなくて 本当の言葉 愛してる

この雨がやんだらあなたの声が胸からあふれて
すべて砂のように消えるから
強く今だけ見つめて

何もなかったみたいに私達 ふるまってる
何をためらい 何を隠すの 何を信じるの

台風が去れば 雲なんてなくて
生まれ変わる 空の果てさえ
だけど共犯者のくせに
壊れてくのは 私だけ

この雨がやんでも私のこころを癒さないでね
すべて忘れるくらいなら
ずっと傷だらけでいるわ

この雨がやんだらあなたの罪も愛してあげるね 
遠く見える作りかけの塔はずっとずっと続いているわ

さわんないで

苦痛

眼が毎日痛む 夜には足が冷える
黒いひつじは怒って 自分の皮 引き剥がす 

途方に暮れ 左の頬の内側の肉と答え
噛み殺す

あなたは好きなだけ 関節が痛くなって
動かなくなるまで 浮気していいのよ
賢者だと思った男は ただの詐欺師

お情けはいらないわ 目はもう覚めてるから
ひとりぼっちで部屋に 火を放った方がまし

だいたい 何の権利があって
私を愛してるなんて言うの?

私は好きなだけ わめき散らして
虚しくなるまで 爪をたてちゃうの
ベイビー 何を期待したの? 頭ん中
とめられない被害妄想の嵐で
聞こえないよ なんにも 私にさわらないで

さわんないで さわんないで 

一緒にしないで

一緒にしないで

一緒にしないで
「おかえしに愛してちょうだい」的な女達と
毒舌吐いては嫌われて
嘘 私のこと本気で憎めやしない癖に
だって隠してたいホントのことだから
うしろめたいでしょ? 
わざと怒らせるほうがうっかり怒らせるより
いいと思ってるだけ
ねぇ知ってる?
目に見える闇 無くした分 こころに闇が ほら

わかってきちゃうね
女の悪意と男の残酷さ ないとは言わせない
うまくやってるつもり?
あぁ 私の闇は深まるばかり 世界中のネオンを消して
炎と星と月明かりだけにして
もし私がこころの目を
見開いて暗がりを 見つめることができたならきっと
沈黙の海で私の花が咲いている とても完全に 触れないで

あぁ 迷える子羊たちは ずるがしこく
ときには不埒で 浅はか
それでも神様は愛して下さるらしいのね

私 抱き締められるには無放備すぎて
まずはこの世界で 死ぬまで生きてやるだけ
こころをこめて

わたしの髪を解くひとよ

わたしの髪を解くひとよ

わたしの髪を解くひとよ
ねぇ 感じてる?
わたしの中の命に

わたしは 空気で 泡で 暗闇で 
ろうそくの炎で 流れる水よ

愛のたくらみ 世界中にゆきわたらせて
神経の一本まで 癒して ふるえさせられるかしら
今の わたしみたいに

影や光の ゆらめきの中
昼寝をして ほろ苦い夢をみる

月の上から出発して 夜の中に 漂い
波のように さらわれ 大地のまわりをめぐるの
今は このままでいい

 

ゆびわ

☆痛みはここに 愛もここにあるから
迷たって いつでも帰る場所はここでいいよ
何ももたない強さを知っているから
守るものを持つ強さを知っていくの これから ふたりで

もう若くないから 感じるまま感じちゃ かっこ悪いよな気がしてた
あなたに会うまでは
すねた目で世界を観てるふりしてる人たちに バカにされぬよう


あなたの名前声に出すと泣けてきちゃうくらい 愛してるの
おねがい あきれないでね
あなたの口から出てくる言葉の ひとつひとつに興味があるの


ねぇあなた 覚えてて わたし自信あるの
今日の歌は ずっと変わらない 本当の気持ち
お願いしなくても そばにいてくれるのね
目覚めて 最初の声で 私の名前を呼んでね ずっと