おおげさな悲観主義者

おおげさな悲観主義


もういい 
衝撃 無感覚 真実
うなずけないほど わかってる

皮膚が剥がれ落ちて 赤黒い血にまみれ
骨が見えている

みじめな亡骸

悲痛の叫び声を 身体の檻に閉じ込めたまま
さよならのキスもしないで 立ち去るしかなかった

どうか 精神の局部麻酔を
そうでなきゃ 歩けないじゃない
絶望的な色合いにすべて染まってくよ

ねぇ わたしを抱き上げて 
上着の内側にしまってちょうだい
誰か・・・

それは 人を身代りにする危険
わたしの悪い癖
不機嫌で媚びるような官能が武器になる
愛が武器だったはずなのに

疲れがたまる
血液の中に
愛がこぼれる
愚かなわたしから